維持保全業務標準仕様書の改正について
1 維持保全業務標準仕様書について
・ 東京都知事が管理する建築物及び建築設備並びにこれらの附帯施設等の維持保全(点検、
保守、運転・監視、清掃及び執務環境測定等)業務の仕様に関して標準的な事項を規定する
ものである。
・ 各業務の具体的な仕様については、標準仕様書を基本に特記仕様書で定める。
2 改正の経緯
・ 維持保全業務標準仕様書は、社会情勢の変化、関係法令等の改正、工事における材料・施
工技術の革新等に対応すべく、平成21年4月版まで4~5年周期で改正してきた。
・ その後、工事における仕様の標準化、新技術等の普及が進むとともに、事故防止対策や環
境負荷低減などから、建築基準法をはじめとする関係法令等が改正された。
・ 一方、国土交通省においては、法律改正への対応、関係機関等からの意見反映、技術革新
等への対応などの観点から平成24年度に改定作業が行われ、平成25年5月に建築保全業務
共通仕様書が改定されたところである。
・ 今般、こうした動きに的確に対応するため、維持保全業務標準仕様書を平成26年4月版
として改正した。
3 改正方針と主な改正項目
(1)法定点検への対応の明確化
・ 関係法令による法定点検について、実施の要否を特記で明記する表現に改め、標準仕様書
上での扱いを明確にした。
・ 特記により建築基準法第12条に規定する定期点検を実施する場合の対応を明確にした。
(2)東京都建築、機械設備、電気設備工事標準仕様書の改正(平成26年4月)への対応
・ 新規設定される機器等の点検・保守仕様を追加(照明制御盤、電気自動車用充電装置、監
視カメラ装置など)
(3)施策、社会情勢、要望等への対応
・ 省エネ・再エネ東京仕様に係る設備の点検・保守仕様を追加(潜熱回収型湯沸器)
・ 近年の気候変動に対応する設備の点検・保守仕様を追加(雷撃保護装置)
・ 都の「建築物における排水槽等の構造、維持管理等に関する指導要綱」の基準を点検・保
守仕様に反映(汚水槽・雑排水槽)
・ 普及している設備等の点検・保守仕様を追加(自動ドア、マルチパッケージ形空気調和機)
(4)エレベーターの安全対策強化への対応
・ 安全対策付加装置の点検・保守仕様を追加(閉じ込め時リスタート運転装置、緊急地震速
報連動運転装置、長尺物振れ管制運転装置、自動診断仮復旧運転装置、戸開走行保護装置等)